バスコのLIFE GOES ON!

40代でエレキギターを始めた愚か者の雑記帳。映画、音楽等についても申し述べます。

”復讐劇なんて実際はこんな感じ。”というリアル ブルー・リベンジ

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2013年 アメリ

 

 浜辺に停めたボロボロの車に寝泊まりし、外出中の民家に忍び込んで風呂などを拝借して暮らす髭面の男ドワイト。

 自分の両親を殺害した犯人ウェイド・クリーランドが釈放されることを知ったドワイトは、ウェイドが収監されている刑務所まで車を走らせます。やがてウェイドが現れ、迎えに来たクリーランド一家のリムジンで出発します。ドワイトはその後をつけ、一家が立ち寄ったレストランのトイレでウェイドを刺し殺します。

 犯行後、ドワイトは復讐を果たしたことを知らせるために姉の家に行きます。しかし、ウェイドの死が報じられることはありませんでした。ウェイドの家族が報復のために敢えて警察に届け出ていないと考えたドワイトは、姉と彼女の子ども達を避難させます。そして姉の家で見張っていると、夜更けにウェイドの兄たちがやってきました。ドワイトは家から脱出すると、車の前に立ちはだかったウェイドの兄テディを跳ね飛ばし、車のトランクに押し込みます。

 ドワイトは高校時代の同級生ベンの家を訪ね、銃を譲ってもらいます。そして空き地に行くと、銃を構えながらトランクを開けテディと対面します。テディの口から語られた事実は意外なものでした。ドワイトの両親を殺したのは、彼らの父親であること。そして父親に前科があったのでウェイドが身代わりになったこと。そもそも彼らの父親が凶行に至ったのはドワイトの父親と彼らの母親との不貞が原因であったこと。ドワイトの母親はたまたま車に乗り合わせていたので一緒に殺害されたこと……。そして油断しているうちに銃を奪われ、テディに殺されそうになりますが、駆けつけたベンがテディを撃ち殺し、助かります。

 ドワイトはベンと別れ、テディの遺体を乗せて山奥にあるクリーランド家に向かいます。しかし、家には誰もいませんでした。一昼夜待ち続けるドワイト。やがて一家が戻ってきます。ドワイトはお互いの家族から犠牲者が2人ずつ、これ以上の報復合戦は止めないかと提案しますが、一家に応じるつもりは毛頭ありません。ドワイトは構えた銃の引き金を引くのをためらうのですが……。 

 パッケージ(ポスター)から受ける印象とは異なり、サイコでもサスペンスでもありません。

 復讐を誓った割に行きあたりばったりで、かつ(敢えて書いてはいませんが)ドジばかり踏むドワイト。

 しかし誰だって、復讐を果たしたと思ったら実は人違いでした、おまけに相手は激怒して自分の身内に危害を加える気満々、なんて状況にはまったら、なんとかして「穏便」に収めてもらわないと……とドワイトと同じ様に動揺することでしょう。ですからドワイトのことを間抜けだとか意気地なしとか批判することはできません。

 とはいえ、ある種リアリティがありすぎて、憂鬱な気分になりました。復讐は後味が悪いものだと教えてくれる作品と解釈しました。

 

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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