バスコのLIFE GOES ON!

40代でエレキギターを始めた愚か者の雑記帳。映画、音楽等についても申し述べます。

本当に夢物語 ミッドナイト・イン・パリ

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2011年 アメリ

 

 ギルはハリウッドでうだつのあがらない脚本家。夢は小説家になることです。そして好きな場所はパリの街、特に1920年代のパリに惚れ込んでいます。

 婚約者イネスと念願のパリ旅行にやってきたギルは、パリの街並みがいかに素晴らしいか力説しますが、ただ観光を満喫したいイネスとは噛み合いません。

 イネスは偶然にレストランに居合わせた友人と意気投合しますが、ギルは彼女達とは行動をともにせず、独りパリの街を散策します。

 独り夜の街で道に迷ったギルが困って道端で腰掛けていると、クラシックカーが通りがかります。乗客から誘われるがままに乗りこんだ車が向かった先はパーティー会場。そしてそこには著名な小説家フィッツジェラルドと彼の妻がいました。さらに彼らに誘われていった別の店にはあのヘミングウェイが。ギルは憧れていた1920年代のパリの世界に迷い込んだのです。

 それからもギルは毎夜同じ方法で1920年代のパリの世界へ入り込み、ヘミングウェイ達の他にも、ピカソ、ダリ、マン・レイ、ブリュエルといった著名人達と邂逅します。そして、ピカソの愛人アドリアナに恋をします。ギルは1920年代のパリが最高だと主張しますが、アドリアナは更に昔のベルエポック時代の方がずっと良いと譲りません。会うほどに話すほどに2人の関係は深まり、次第にギルの愛情はイネスよりもアドリアナに向けられるようになります。

 そんなある夜、つかの間の逢瀬を楽しむ2人の前に馬車が現れ、乗客から一緒に乗ろうと誘われます。

 馬車の行き先は、なんとアドリアナが憧れていたベルエポック時代のパリ。そこにはあのロートレックドガゴーギャンが。興奮したアドリアナは、この時代でずっと生きていく決心をします。さてギルは……。

 

 時間旅行ものですが、舞台がパリというところが洒落ています。登場する人物が錚々たる面々で、かつてのパリが文化の中心地だったことを思い知らされます。

 日本で言えば、田端を歩いていたら、田端文士村に迷い込んだという設定でしょうか。

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 毎夜どうやって現代に戻ってきたのか等細かいことは気にせずに、憧れの人達との邂逅に感動するギルになりきって楽しむ、そういった作品だと思います。

 この映画は、登場する著名人のことをあまり知らないと楽しみ半減かも知れません。私はフィッツジェラルドからマン・レイまでは知っていましたが、ブリュエルは知りませんでした。鑑賞後に調べて、シュールレアリスム派の映画監督であったことを知りました。題名までは聞いたことがあるような気がしましたが、観たことはありません。筋金入りの映画ファンなら知っているんでしょうね。

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